私たちの想い 人と地域の未来を耕す
「耕す」
それは、まだ見ぬ未来を育む土台をつくること。
たとえば畑の土を耕すように、
いまあるものの可能性を掘り起こし、
より良い明日へとつなげていく。
農都は野菜づくりを通して、
京丹波という「地域」と、
かかわる「人」の豊かな未来を耕したい。
伝統野菜の美味しさを届け、
新たな主役となる野菜づくりに挑み、
京丹波町にもっと元気と活気を。
スタッフやサポートしてくださる人たちが
自らの強みや持ち味を発揮して、
活き活きと過ごせる環境を。
未来は、何もせずに実るものじゃないから。
これまでのやり方にとらわれることなく、
生まれ育った京丹波の明日と
出会った人たちの豊かな人生を、
自分たちの手で耕していきます。
VEGETABLES 自慢の野菜たち
寒暖差の大きい気候、
由良川の豊富な水源、
保水力を蓄えた土壌。
京丹波の特徴的な環境を活かしながら、
「京丹波を支えてきた伝統野菜」と
「地域の新たな主役になる野菜」の
生産に取り組んでいます。

京丹波ラディッシュ
“食の町・京丹波”の新たなブランド野菜へ
京丹波の“新しいブランド野菜”を生み出すべく、2018年から栽培の研究を始め、2021年より生産を開始しました。旬は春と冬。中身がぎっしりで、食べごたえも抜群なのが特徴です。また、サイズは一般的なラディッシュの3倍ほどの大粒です。
京丹波町の肥料と堆肥を使い、じっくり栽培
京丹波町の肥料・堆肥を使った土壌で、肥料や水を与えすぎずじっくり育てています。フカフカで保水力のある土壌が大切で、しっかり根を張り、丸く大きな実にするための土づくりは毎回とても苦労しますが、丁寧に行っています。
京丹波町の“盛りあげ役”を担う野菜に
2025年現在、出荷数関西トップシェアになることができました。“大粒でジューシーなラディッシュといえば京丹波産”と言われるよう、これからも頑張っていきます!

京丹波黒枝豆
ぽってり大粒、甘味たっぷり
2021年から生産を開始。朝・夕の寒暖差が大きい京丹波町だからこそ、ぽってりと大きく、たっぷりと甘味を蓄えた黒枝豆・黒豆に育ちます。
6ヶ月かけて丁寧に育てる
黒枝豆は、大きく熟すのをじっくり待ってから収穫します。約6ヶ月という長い栽培期間の間、最適な育成環境を整える工夫が欠かせません。落ち葉や堆肥などの有機物が豊富に含まれた土壌づくり。地面をビニールシートで覆い、水分量を一定に保つマルチ栽培。ドローンを使い、害虫や病気が広がる前に薬を撒いていく適期防除などです。また、暑さや水不足で実がつかなくなってしまうため、水持ちのよい土壌づくりと水利の確保、夏の草刈りも丁寧に行っています。
生産面積をさらに広げていく
地域にある農地を担い手さんから積極的にお預かりし、生産面積をさらに広げています!

京丹波レッドコーン
日本初の赤いスイートコーン
2024年から本格生産を開始しました。旬は8月~9月。京丹波町の日照時間の短さと朝・夕の寒暖差によって甘みがギュッと閉じ込められ、糖度はなんと16度以上。甘みと旨み、そしてもちもちの食感が特徴です。
肥料は、途切れさせないよう与えつづける
とにかく食いしん坊な野菜なので、肥料を途切れさせずに与えつづけることが大切。大きくなると2mを超えるので、毎回、収穫作業はなかなかの大仕事です。
黒枝豆とレッドコーンを、同じ農地で交互に栽培
一つの農地で、黒枝豆とレッドコーンをローテーションしながら育てる栽培モデルに取り組んでいます。黒枝豆栽培を行ったあとの土壌に蓄えられた窒素を、そのまま活用することができるのです。豊富な窒素が栄養素となり、レッドコーンの成長を助ける働きをしてくれます。

賀茂茄子
農都にとって、先生のような野菜
以前、代表・野村が、賀茂茄子の揚げ浸しを食べた際、それがあまりにも美味しかったことがきっかけで、栽培を決意。しかしとにかく育てるのが難しく、まともに収穫できるようになるまでに、5年もの歳月がかかりました。ようやく本格的な生産を始めたのは、2021年から。除草や間引きなど果菜類の“植物整理”の技術も、この賀茂茄子を通じて学びました。農都にとって、まさに先生のような存在です。
茄子の女王とも言える、京の一品
旬は7月~9月。果肉が厚く、トロリと滑るような食感と深く濃い味わいで、肉質もしまっていて密なのが特徴です。
食いしん坊な野菜、肥料はたっぷりと
京丹波の豊富な水源と水持ちの良い土壌が瑞々しい賀茂茄子を育みます。とても食いしん坊な野菜で、頻繁に肥料をあげ、水もたっぷり与えることが大切。どっしりとした実がつくよう、枝の剪定や誘引も細めに行い、丁寧に育てています。

伏見甘長とうがらし
かつて京丹波町が産地だった野菜
かつて京都府内で、最も京丹波町が栽培していました。しかし農家の高齢化などにより生産者は最盛期の1/3にまで縮小。代表・野村が「とうがらしと雑魚のたいたん」が好きだったこと、また産地として希少になりつつあるからこそ、今一度、京丹波を代表する野菜として復活させ、地域を盛り上げたいとの想いから栽培をはじめました。
甘味と風味が特徴
旬は6月中旬~8月。辛味が少なく、甘みと風味が特徴です。暑さに弱いため、日照時間が長い場所だと不良果が出やすくなってしまいます。そのため、山間地の比較的涼しい環境で、こまめな水やりとカルシウムを与えることで、甘くて良いとうがらしに育ってくれます。

瑞穂ほうれん草
代々、作りつづける、思い入れある野菜
代表・野村の祖父である初代園主が農業を始めた平成10年から作りつづけている、農園の祖業。野村が農業の基礎を教わったのも瑞穂ほうれん草でした。また、昭和61年に京丹波地域の特産として指定された、地域を代表する野菜でもあります。
生産量でなく品質を何よりも大切に
2月~3月の厳寒期にマイナス5度前後まで下がる環境下で育てることで、糖度がグッとあがり、肉厚で甘く美味しく育ちます。生産量ではなく“品質で勝負”を掲げて栽培していて、これまでの努力が実り、現在、日本一市場価格が高いほうれん草になりました。
収穫まで、目が離せない野菜
こだわりは、ハウス内でじっくり育てて、時期がきたら素早く収穫すること。最初の水やりで生育が決まるので、水を切らさずに与えなければならず、つねに目が離せません。また、肥料過多にならないよう注意も必要です。現在ハウス内でラディッシュと交互に栽培し、土壌の品質を保ちながら育てています。
京丹波町の環境や気候を活かし、
1年を通して作物を育てています。
STAFF 一緒に働く仲間
年齢も経験もさまざまな個性豊かなスタッフたち。
それぞれの得意を活かし、
新たなチャレンジをしながら、
チーム一丸となって、
野菜づくりに向き合っています。
松本 ゆかりさんMatsumoto Yukari
- 現在の主な仕事
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- 収穫した野菜の袋詰めや箱詰めなどの調整作業
- マルシェ出店、直売所での販売
- 販促物の作成
農都の好きなところ&やりがい
みなさん思いやりのある方ばかりで、困ったことがあれば助け合い、冗談も気楽に言いあえる楽しい職場です。
また、チームワークを大切にし、スタッフ一人ひとりに気を配って声をかけてくれる社風が好きです。信頼して任せてもらえていることを実感し、日々達成感やチームワークを感じながら働けています。
この先、挑戦したいこと
仕事では、黒枝豆などの京丹波ブランドのお野菜を、京都市内の方々をはじめ他地域や海外の方にももっと知ってもらえるようにしたいです。また加工品生産にも興味があります。プライベートでは、丹後の海でサップにチャレンジしたいです。
山元 麻耶さんYamamoto Maya
- 現在の主な仕事
-
- ラディッシュやレッドコーンの播種(はしゅ)
- 収穫した野菜の出荷作業
農都の好きなところ&やりがい
スタッフみんな仲が良く、居心地のいい雰囲気の中で楽しく仕事をしています。また、「やりたい」という気持ちを大切にしてくれ、いろいろな作業に挑戦させてもらっています。初めてのことやわからないことは教えてもらいつつ、できることが増え、それが自信に繋がる。日々、やりがいを感じながら働いています。
この先、挑戦したいこと
仕事では、すでにやりたいことをさせてもらっていますが、引き続きどんどん手を挙げて挑戦していきたいです。まだまだ知識も経験も未熟ですが、美味しい野菜が届けられるよう日々勉強し、これからも愛情込めて作りたいと思います!あとはプライベートではまだ行った事のない観光名所に行きたい!
岡本 玲子さんOkamoto Reiko
- 現在の主な仕事
-
- 野菜の収穫作業
農都の好きなところ&やりがい
これまで農都とは別の場所で30年ほど農業に従事してきました。農都で働くにあたり、久しぶりの農作業で不安もありましたが、自分のペースで楽しみながら仕事ができています。また、自身の経験を活かせていることにもやりがいを感じます。朝の農作業は良い運動です。
ひと言メッセージ
私は朝の目覚めが早く、その時間で何をしようか考えていたところ、農都の仕事に声をかけてもらいました。日々、若いスタッフさん達に元気をもらっています。年代関係なくお付き合いくださり感謝です。プライベートではドライブが好きなので、自ら運転しあちこちへ出掛け、美味しいものを食べたいです。
MESSAGE 代表メッセージ
野菜づくりの様子や地域を
盛り上げるためのチャレンジなど、
農都の日常を発信しています。
ぜひのぞいてみてください!
CONTACT お問い合わせ
「野菜について聞きたい」
「採用について」
「農都と何かコラボしたい」など、
ご質問がある方は、
お気軽に下記までご連絡ください。
※メーラーが立ち上がらない場合は、
以下のアドレスまで直接ご連絡ください。
k.nomura.kyotamba@gmail.com
会社概要
- 会社名
- 株式会社農都
- 代表
- 野村 幸司
- 従業員数
- 常勤11名(パート)、臨時10名
- 沿革
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- 1998年
- 野村保(代表の祖父)が、ビニールハウス5棟で瑞穂ほうれん草の栽培をはじめる
- 2021年4月
- 農場を受け継ぎ、京の丹波野村家 創業
- 2023年5月
- ラディッシュの生産量 京都府下NO.1
- 2023年10月
- 農園直営 黒枝豆直売所オープン
- 2024年3月
- 全国農業青年クラブ全国大会 意見発表の部3位受賞
- 2024年7月
- ソーシャル企業認証制度 S認証 認定
- 2025年4月
- 法人化し、株式会社農都へ社名変更
- 事業内容
- 農産物の生産、販売、卸売
- 所在地
- 〒622-0313
京都府船井郡京丹波町保井谷柳縄手13番地
